FLASH BACK

『FLASH BACK』は、音楽ユニットcapsuleが2007年12月5日にヤマハミュージックコミュニケーションズからリリースしたアルバムです。品番はYCCC-10011です。本稿では、2021年10月9日に配信開始されたリマスター版『FLASH BACK (2021 Remaster)』についても併せて解説します。

制作の背景

本作の制作において、中田ヤスタカは特に曲順にこだわったと語っています。アルバムタイトル『FLASH BACK』は、当時のcapsuleの音楽の特徴である「コントラストがはっきりしている感じ」が、フラッシュバックのイメージと合致すると感じたことから名付けられました。中田は、「レトロ」や「新しい」といった時間的な切り取り方ではなく、もっと感覚的な切り取り方を表現しようとしたと述べています。本作は、タイアップや企画先行ではなく、「他人に頼まれて作る音楽ではない音楽を作る」というコンセプトで制作されました。

リリースまでの流れ

アルバム発売の約1ヶ月前となる2007年11月7日には、限定12インチアナログ盤「MUSiXXX」がリリースされました。『FLASH BACK』は、リミックスアルバム『capsule rmx』から約2ヶ月ぶり、オリジナルアルバムとしては『Sugarless GiRL』から約9ヶ月ぶりのリリースとなりました。

楽曲について

収録曲は全て中田ヤスタカが作詞・作曲・編曲を手掛けています。シングルとして収録された楽曲はありません。

FLASH BACK (2021 Remaster)

『FLASH BACK (2021 Remaster)』は、2021年8月21日に配信限定でリリースされたアルバムです。2007年版の『FLASH BACK』収録曲がリマスタリングされ、収録されています。

リマスター版の背景

2021年8月に始動した『CAPSULE アーカイブコレクション』という企画の一環でリマスター音源が公開されました。これは、過去作品をリマスター音源とビジュアライザーと共に、公式YouTubeチャンネルで公開していくプロジェクトです。『FLASH BACK (2021 Remaster)』は、リマスター音源配信の第4弾としてリリースされました。アルバム収録曲は、同年9月28日から10月6日までの9日間、連日公開されました。

リマスター版の楽曲について

リマスター版の収録曲も、全て中田ヤスタカが作詞・作曲・編曲を手掛けています。

まとめ

『FLASH BACK』は、capsuleの音楽性を象徴するアルバムであり、中田ヤスタカのこだわりが随所に感じられる作品です。2021年のリマスター版では、オリジナル版の魅力をさらに引き出し、新たなファンを獲得しました。

capsule - FLASH BACK (2021 Remaster) - YouTube

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